
– Exhibition Information –
Imaginary Flowers(空想花展)
UESATSU
5/10より、LOVUS gallery にてアーティスト UESATSUによる個展「Imaginary Flowers(空想花展)」が開催される。
本展、「Imaginary Flowers (空想花展)」では、普段UESATSU自身がライフワークとして発表している空想の花のグラフィック「Imaginary Flowers」シリーズを軸に新作を10点発表し、私たちの目の前にある、花という図像が、どう認識として立ち現れるかを探る展示となっている。
花は、私たちの記憶の中に静かに息づいている。子どもの頃、遊びに夢中になった公園の片隅に、ふと目を向ければそこに花があった。
虫が蜜を求めて舞う姿を追いかける先には花が、祝いの場では花を手に、誰かに贈る、あるいは贈られる。思い出の場にちらちらと現れる。
花は私たちの視覚に焼き付き、気づかぬうちに記憶の中へと蓄積されていく。私たちは普段は意識していなくても、花柄のものを認識したり、その花の名前を知っていたり、花としての概念を無意識に捉えている。
もし花を形として捉えられていなくても、私たちの意識の中にその概念が宿るならば、それは”在る”と言えるのだろう。
“Imaginary Flowers”
それは実在の花の代替ではなく、私たちの記憶がつくりだした”花の本質”である。
記憶にない架空の花が、画として立ち現れたとき、”花”は、記憶と認識の交点に咲くものだと私たちは初めて気づく。
ここでしか味わうことのできないUESATSUの世界に、是非足を運んでいただきたい。
◆◆ Exhibition Information ◆◆
「 Imaginary Flowers(空想花展) 」
UESATSU
@LOVUS gallery
2025.5.10 Sat – 5.25 Sun
Open : 11:00 – 20:00
Closed when there is no exhibition
◆ Venue
LOVUS gallery | ローヴスギャラリー
“Lotus”(ロータス)とはギリシャ神話で「食べると、楽しく忘我にさえ陥る」と言われる果実。 “Novus”(ノーヴァス)は「新しい」「優級」を意味するラテン語。 創造上のボタニカルと修辞的イデアとを造語にした「LOVUS gallery(ローヴスギャラリー)」はコンテンポなクリエイティブ ギャラリー・コミュニティサロンとして、ニューウェーブアートをキュレーションします。
住所 : 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-3-30 東急プラザ表参道原宿 B1F (展示がない場合は休廊)
営業時間:11:00-20:00
入場料 : 無料
Instagram : @lovus_gallery
◆ Artist Biography
UESATSU
グラフィックデザイナー/アーティスト。1998年東京都生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業後、2023年より東京藝術大学大学院修士課程デザイン専攻に在籍。現代思想への関心を起点に、人々の認知特性がもたらす揺らぎや豊かさを主題に据えている。また、グラフィック領域における表現方法の研究をライフワークとし、グラデーション表現や、1モチーフに密着した作品を多く制作している。
Instagram : @_uesatsu