Photo by Genesis Baez

グラミー・ノミネートによって一躍USインディ・シーンの中心的存在になり、ここ日本でも脅威的なセールスを記録。来日ツアーも大成功を収めたことも記憶に新しいビッグ・シーフ。

エイドリアン・レンカー、バック・ミーク、ジェームズ・クリヴチェニアの3人によるバンドが、約6年振りのジャパン・ツアーが発表されたばかりのララージをはじめ、様々なアーティストたちと作り上げた通算6枚目となるニューアルバム『Double Infinity』を9月5日（金）にリリースすることを発表した。それに合わせてアルバムの1曲目を飾る「Incomprehensible」がリリック・ビデオと共に公開されている。

Big Thief – Incomprehensible (Official Lyric Video)

『Double Infinity』は、グラミー賞にノミネートされた2022年のアルバム『Dragon New Warm Mountain I Believe In You』に続く作品で、ニューヨークのPower Stationスタジオで2024年の冬にレコーディングされた。3人はブルックリンとマンハッタンの間の凍りついた通りを自転車で行き来しながら、Power Stationの木張りの温かな部屋に毎日集まり3週間にわたって作業を行った。ララージ、アレナ・スパンジャー、ケイレブ・マイケル、ハンナ・コーエン、ジョン・ネレン、ジョシュア・クランブリー、ジューン・マクドゥーム、ミケル・パトリック・エイヴリー、マイキー・ブイシャスといった音楽仲間とともに、1日9時間にわたり演奏を重ね、全員が同時に録音しながらアレンジを即興で作り、集団的発見を積み重ねていった。『Double Infinity』は、長年ビッグ・シーフと共に制作を行ってきたドム・モンクスがプロデュース／エンジニアリング／ミックスを担当している。

「生きているという美しさが、本物でないはずがあるだろうか？」

未来に鼻先を向けて突き進みながら、エイドリアンは幼少期の記憶のかけらを手に問いかける。

肩に触れる白髪すらも、新しい。年を重ねることへの恐れは、確かな証によって和らいでいく。もし人生が生きるということによって形作られるものならば。この世に生まれ、この世にしばらく留まるということは未だ最大の謎であり、エイドリアンは自らの時間と場所を受け入れる。そこから彼女は以下のように打ち明ける。

「これから目にするものすべてが、新しいものになる。重力に身をゆだねて形作られ、風に髪をなびかせていたい。不可解なままでいい、私は私でいさせて。」

ビッグ・シーフ待望の新作『Double Infinity』は、CD、LP、カセット、デジタル／ストリーミングで9月5日（金）に世界同時リリース。国内盤CDにはボーナストラック「Feels So Wrong (bonus track for Japan)」が追加収録される。LPは、通常盤LP（ブラック・ヴァイナル）に加え、限定盤LP（グリーン・ヴァイナル）が発売される。国内盤CDと日本語帯付き仕様盤LPには、歌詞対訳と解説書が封入され、それぞれロングスリーブTシャツ付きセットも発売される。また、輸入盤カセットも発売される。

◆◆ Release Information ◆◆

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◆ Artist Profile

Big Thief｜ビッグ・シーフ

エイドリアン・レンカー、マックス・オレアルチック、バック・ミーク、ジェームズ・クリヴチェニアで構成されるニューヨークのブルックリンを拠点とするインディー・フォークバンド。2015年に結成、2016年に1stアルバム『Masterpiece』をリリース。2017年には2ndアルバム『Capacity』リリース。2019年には3rdアルバム『U.F.O.F.』と4thアルバム『Two Hands』をリリース。『U.F.O.F.』はグラミー賞でベスト・オルタナティブ・アルバムにノミネートされた。2022年には2枚組5thアルバム『Dragon New Warm Mountain I Believe in You』をリリース。グラミー賞のベスト・オルタナティブ・アルバムとベスト・オルタナティブ・パフォーマンスの2部門にノミネート。マックス・オレアルチックは、2024年7月に脱退を発表。

Instagram : @bigthiefmusic