– NEW RELEASE –
Building 650
Squid
Photo credit Harrison Fishman.
2021年に〈Warp〉からデビューし、ポストパンクの新境地を切り拓くような刺激的なサウンドで人気を博すスクイッドが、2月7日リリースの待望の3rdアルバム『Cowards』から、バンド史上最もダイナミックでカラフルな新曲「Building 650」が解禁された。本楽曲は、1stシングル「Crispy Skin」に続く2ndシングルとなる。
Squid – Building 650
この曲は、僕たちが初めて日本を訪れた時の経験にインスパイアされた曲だ。2022年にサマーソニックフェスティバルに出演するため日本に行ったんだけど、運良く、COVIDの渡航制限が解除された2日後に出演が決まったんだ。そのおかげで、東京でほとんど観光客がいない状況に自分たちがいるような気がした。飛行機の中では、村上龍の『イン・ザ・ミソスープ』を読んで、興奮のあまり『ロスト・イン・トランスレーション』を観たりしていた。その後、この経験を基に、日本を訪れるアウトサイダーとして感じたことを書こうと決めたんだ。特に、自分の国とは全く違う国を訪れるときに感じる、特有の孤独感についてね。この孤独感は、東京では特に強調されていると思う。表面上は慌ただしく、人が溢れているように見えるけれど、耳を澄ませてみると、不気味なほど静かなんだ。
ー Ollie Judge
「Building 650」のミュージックビデオは、長年のコラボレーターであるFelix Geenが監督を務め、日本のDaisuke HasegawaとKuya Tatsujoと共に制作されている。本日渋谷のソニー・ビジョンにて放映中。
この脚本では、小説(『イン・ザ・ミソスープ』)からのインスピレーションに加え、現代の日本のシーンも取り入れる必要があると感じた。テクノロジーの波が圧倒的で、人との関わりを求める恐怖感が街を包み込んでいる。その中で、必死に生きようとする若者たちや街の風景を描けたと思う。
ー Kuya Tatsujo
DaisukeとKuyaが加えた人間的なタッチによって、このビデオ全体がとても良い形で完成したと感じる。僕は広大で分解された都市のショットを楽しみながら撮影し、彼らの8mmフィルムによる生々しく自然な映像がそれを地に足のついたものにしてくれた。
ー Felix Geen
スクイッド待望の最新アルバム『Cowards』は、2月7日 (金) にCDとLP、デジタル/ストリーミング配信で世界同時リリース。国内盤CDには、ボーナストラックが追加収録され、歌詞対訳付きの解説書が封入される。LPは通常盤(ブラック・ヴァイナル)に加え、限定盤(クリア・ヴァイナル)と初回生産限定日本語帯付き仕様盤(クリア・ヴァイナル)、そしてボーナストラックが収録された10”付きのデラックス盤 (ブラック・ヴァイナル) が発売される。さらに、国内盤CDと日本語帯付き仕様盤LPは、Tシャツ付きセットも発売決定。
また、タワーレコードでは缶バッジ2個セット[A]、ディスクユニオンでは缶バッジ2個セット[B]、Amazonではアートプリント2枚セット、それ以外のCD/レコードショップではジャケ写ステッカー(正方形)が、購入者先着特典として決定している。
◆◆ Release Information◆◆
ARTIST : SQUID
TITLE : Cowards
RELEASE DATE : 2025.02.07
LABEL : BEAT RECORDS / WARP RECORDS
◆ Biography
SQUID |スクイッド
スクイッドは大学在学中の2015年にイギリスのブライトンで結成。メンバーはオリー・ジャッジ(ds, vo)、ルイス・ボアレス(g, vo)、アーサー・レッドベター(key,strings,perc)、ローリー・ナンカイヴェル(b, brass)、アントン・ピアソン(g, vo)、便宜的に振り分けられているもののインプロビゼーションを多用したライブの流れにより楽器担当が変化していく、いわばマルチ・インストゥルメンタル集団だ。地元のジャズクラブで初のパフォーマンスを行ったあと、ポストパンク、ジャズなどを融合させた刺激的なサウンドによりライブハウス・シーンで存在感を示すようになる。2019年6月、ダン・キャリーのプロデュースのもと彼のレーベル〈Speedy Wunderground〉からシングル「Town Centre」をリリース。全英ツアーをソールドアウトさせ、2020年のBBC『Sound of 2020』にノミネートされるなど、ブラック・ミディ、ブラック・カントリー・ニュー・ロードらとともにUK若手シーンを牽引する存在として注目を集める。多くのレーベルからラブコールを受けるなか、〈Warp〉と電撃契約を果たし、2021年5月デビュー・アルバム『Bright Green Field』をリリース。全英アルバムチャートの4位にランクインさせる。2022年のSUMMER SONICにて初来日を果たし、エクスペリメンタルなパフォーマンスで観客の度肝を抜いた。そしてデビュー・アルバムのリリースからわずか2週間後から制作が開始されたというセカンド・アルバム『O Monolith』を2023年6月にリリース。ヨーロッパツアーの後、同年11月には単独来日ツアーを成功させた。その後も2024年には全米ツアーを敢行と、実に精力的な活動を続けている。
Instagram: @squidbanduk