12/6（金）から△IIでは、2024年の最後を締めくくる展示、河村康輔とzekkanによる2人展「dactyloscopy」が開催。 共にコラージュアーティストでもある2人のコラボレーション作品が並ぶ展示となる。

①河村康輔が制作したコラージュ作品をzekkanが受け取る。

②その作品をzekkanが再コラージュとシルクスクリーン。

③更にその作品を河村康輔が再コラージュ 以上の工程を経て作品が完成。

シルクスクリーンは通常、大量生産に使う手法であり、そこに刷り手の意思は反映されない。しかし、今回の制作では意図して刷り手としての意思＝指紋を残したとzekkanは話す。 紙幣（お金）だけをモチーフとして制作された本展示の作品たちは、意図的なミスプリントとブラックライトに反応する塗料を使用する事でzekkanが河村康輔の作品に指紋を残し、価値がなくなってしまったミスプリントや偽札に河村康輔が価値を与える事となった。 その意図には資本主義へのアンチテーゼ、本物と偽物、成功と失敗の関係性と重要性を考えるきっかけも含まれる。 

◆◆ Exhibition Information ◆◆

「 dactyloscopy 」
河村康輔 × zekkan
@CANDLE CAFE & Laboratory △II
2024.12.6 Fri – 12.25 Wed
Open : 11:00 – 翌5:00
※12/8、15、22休み
※最終日は18:00まで

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◆ Venue

CANDLE CAFE & Laboratory △II

Laboratory △IIは、下北沢にある「CANDLE CAFE ∆II」内に併設された実験的スペースです。
アートに留まらず、衣食住なども絡めた様々な実験を行なっています。

住所 : 〒155-0031 東京都世田谷区北沢2-37-3-2A

営業時間：11:00 – 翌5:00 / 不定休

入場料 : 無料

Instagram : @candlecafe12

◆ Artist Biography

河村康輔 | カワムラ コウスケ

アーティスト/グラフィックデザイナー 1979年広島県生まれ コラージュアーティストとしてアーティストとのコラボレーションや国内外での個展、グループ展に多数参加。代表作に大友克洋氏の初の大規模原画展『大友克洋GENGA展』（2012） メインビジュアル制作やAKIRAを使用したコラージュ作品「AKIRA ARTWALL PROJECT」の発表（2019）、個展『TRY SOMETHINGBETTER』（2021）など。 現在もアパレルブランドへのグラフィックワーク、ジャケット、書籍の装丁、広告デザイン、アートディレクションで活躍。

Instagram : @kosukekawamura

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zekkan | ジッカン

男性でも女性でもない三人称「Ze」と「実感」を掛け合わせた造語 「zekkan（ジッカン）」をコンセプトに制作するコラージュアーティスト/スクリーンプリンター。 

Instagram : @zekkan_