– NEW RELEASE –
Phonetics On and On
Horsegirl
2022年に〈Matador Records〉よりリリースされた衝撃的なデビュー・アルバム『Versions of Modern Performance』で、全インディー・ミュージック・ファンを虜にした、ノラ・チェン(g / vo)、ペネロペ・ローウェンスタイン(g / vo)、ジジ・リース(ds)の3人によるUSオルタナの新世代にして大本命バンド、ホースガール。待望のニュー・アルバム『Phonetics On and On』を、2025年2月14日(金)にリリースすることを発表し、先行でアルバム収録曲「2468」をミュージック・ビデオと共に公開した。
Horsegirl – “2468”
ウィルコの最新アルバム『Cousin』や、ディアハンターなども手掛けるケイト・ル・ボンがプロデュースし、バンドのホームグラウンドであるシカゴのThe Loftでレコーディングされた最新アルバム『Phonetics On and On』の4曲目を飾るこのシングルは、アルバムにおける実験的な試みの素晴らしい一例である。レインコーツのようなヴァイオリンのパートと、動きのあるパーカッションを展開し、徐々にスピードが上がり、目まぐるしく回転するモーターのようなクレッシェンドへと向かっていく。大部分がスタジオで制作された「2468」は、曲の書き直しや再構成、追加や削除、一瞬の不安定さ、そして予期せぬ結果を受け入れることによって達成された賜物である。ミュージック・ビデオは、作家であり映画監督でもあるイライザ・キャラハンが監督し、アレクサ・ウェストが振り付けを担当した。
2020年にシングル「Ballroom Dance Scene」をたった一枚リリースしたのちに、彼女たちのファンでもあるヨ・ラ・テンゴ擁する名門〈Matador Records〉との契約を勝ち取ったホースガール。「最初の音から最後の音まで、聴く者を惹きつけてやまない」(NME)と評され、故・スティーヴ・アルビニのスタジオであるElectrical Audioで、ダイナソーJr.やソニック・ユース、カート・ヴァイルを手がけてきたジョン・アグネロを共同プロデューサーに迎えて制作された2022年のアルバム『Versions of Modern Performance』のリリース以来、バンドには多くの変化が起こった。 その年の秋、彼女たちはニューヨークに移り住み、ペネロペとノラがニューヨーク大学に通うことになった。これにより、ペネロペの実家の地下室以外で初めて音楽を制作することになったのだ。新しい環境によって新たな方向へと突き動かされていることが感じられるが、この比類のない変化の時期を経て、バンドは内省的な方向へとシフトした。2024年1月、ホースガールはレコーディングのためにシカゴへ戻った。ケイト・ル・ボンは、彼女たちを新たな音響領域へと導き、これらの曲の独創性を際立たせた。ヴァイオリン、シンセサイザー、ガムランなどがアルバムに織り込まれ、こういった新しい楽器が彼女たちの音楽に新しい命を吹き込んだ。これらの曲は、ポップソングを核としながらも、空間とテクスチャを試行錯誤した成果である。同時に、そのシンプルさが彼女たちのソングライティング能力を前面に押し出している。
これらの曲がこの3人以外の誰かによって作られることは決してないだろう。彼女たちの音楽への素直さが、幼少時代や青春時代の情景を私たちに呼び起こさせてくれる。これらは彼女たちの人生の瞬間なのだ。そして紛れもなく、彼女たちは親友同士のバンドだということ。彼女たちと接していると、目には愛が宿っている。その愛は、レコーディングを通して優しさが響き渡り、ポップ、ミニマリズム、そして楽しい実験の境界線を探究した、この『Phonetics On and On』にも常に感じ取ることができる。
ホースガール待望の最新アルバム『Phonetics On and On』は、CD、LP、デジタル/ストリーミング配信で2025年2月14日(金)に世界同時リリース。国内盤CDには、ボーナストラックが追加収録され、解説書/歌詞対訳が封入される。LPは通常盤(ブラック・ヴァイナル)に加え、限定盤(クリスタルクリア・ヴァイナル)も発売される。
◆◆ Release Information◆◆
ARTIST : Horsegirl
TITLE : Phonetics On and On
RELEASE DATE : 2024.02.14
LABEL : Matador Records / Beat Records
◆ Biography
Horsegirl |ホースガール
シカゴの青少年芸術プログラムで演奏を学ぶ際に出会い、2019年にペネロペ・ローウェンスタイン(vo,g)、ノラ・チェン(g,vo)、ジジ・リース(ds)の3名で結成。 2020年のシングル“Billy”でまたたく間にロックファンの心を鷲掴みにし、国際的な注目を集めるなか、名門マタドールから待望のデビューアルバム『Versions Of Modern Performance』をリリース。また、学生の傍ら、自身のツアー開催や、Pavementのサポートアクトを務めるなど精力的に活動の幅を広げている。
Instagram: @horsegirlmusic