ELEMENTAL DADA
HAMADARAKA
この度、i GALLERY OSAKA では、HAMADARAKAの個展 「ELEMENTAL DADA (エレメンタル ダダ)」 を開催致します。 大阪では初の個展となります。
風のささやき。都会のざわめき。夕暮れの色彩。これらの瞬間が私たちの心に大きな影響を与えていると感じたことはありますか。HAMADARAKA の作品は、日常の些細な出来事や見逃されがちなものにこそ、驚くべき美しさや奥深い意味を秘めていることを伝えておリます。今回の展示では、視覚だけでは感じられない深遠なるテーマに取り組み、彼女たちならではの視点から新たな世界を描き出しています。
また、原始的なエッセンスが象徴され、過去と現在が交錯し、未来への前向きな期待や冒険心を示唆しています。そういった彼女たちが示す「1つのゼロ」とは、一体何なのか。
そこには、”独立しているように見える個々の存在や物事でも実際には全体の一部である” ことや“無限の可能性” などが示されていると言えるでしょう。本展では、新作の 13 点のキャンバス作品を中心に、計 26 点をご覧いただけます。作品を通じて、”ゼロの存在” を感じていただければと思います。
ほんの1mm 皮フの外 ちょっとの全部がこぼれ落ち
いとおしい夜に衣がえするように 化身たちが 夜のうぶ毛と微笑する
風の足あとが あの子たちの血管をノックして 飛ぶことを忘れた炎に2時の曇り空をあげた
4万回転したくもの巣 逆さの海をのみ込んだ白虹色の鰐
いつか消えてしまうかもしれない 明日の向こうに会いにゆこう
“ ELEMENTAL DADA (エレメンタル ダダ) “
目に見えない元素的な要素達は、私たちにプルっと心臓が震える様な謎解 きをくれます。 それはイメージのスペクトラルのように、色や言葉の響き、凹凸、うねりのライ ンとなって現れ、それらを2人でパズルのように混ぜ組み合わせていくと、目に見えるものと見えないものの間の世界の、「仮の姿」=「化身」としての生き物が現れます。自然界に存在する原始的な要素に関連するという意味 の”ELEMENTAL”に、スワヒリ語で姉妹を意味する”DADA”を組み合わせ、私たち HAMADARAKA が描く化身たちの総称としての言葉に置き換えました。 それはいつか消えてしまうかもしれない、いつか見た記憶であり、目には見えていない今であり、その破片をパズルのように混ぜ合わせて何かしらの答えとして目の前に現れた、未来の生き物なのかもしれません。
ー HAMADARAKA
◆◆ Exhibition Information◆◆
◆ Gallery
i GALLERY OSAKA
“i GALLERY OSAKA(アイ ギャラリー大阪)”は、せんば⼼斎橋筋商店街内の現代アートギャラリーです。「船場」として知られるこの街は、⼤坂城築城のため⼤坂城下に開発され、商⼈の街としても⼤変歴史があります。i GALLERY OSAKAは、ストリートカルチャーを起源としたアーバン/ロウブロウ/ポップアート/写真など幅広いアートを発信していきます。商店街の中にある真新しいビルから⽣まれる異空間スペースの内装の設計は、関祐介⽒が担当しました。伽藍とした空間に異物を造り込み、ストリートの経年劣化・変化をも楽しむことがコンセプトです。ロゴデザインは、ストリートのカルチャーにも精通するアーティストEric Elms⽒が担当しました。コンセプトとして“コンテナ”がテーマになっております。ギャラリーというのは本来、展⽰の内容や訪れる⼈達で形が変わってくると考えています。特にこのギャラリーの具体的なデザインは、作品を展示するスペースの中で、独立した形が設計されています。i GALLERY OSAKAの(i)が中央のコンテナとし、{}と[]を組み合わせ、2 つのコンテナのシンボルを使うことで、他のさまざまな情報を含むモジュールシステムを表現しています。
住所: 〒542-0081 大阪府大阪市中央区南船場 3-8-14 ACN 心斎橋 Garden 1F
電話番号: 06-4708-7065
開廊時間: 12:00 – 19:00 (定休日:火曜日)
入場料:無料
アクセス: 心斎橋駅より徒歩 5 分
Instagram:@igallery_osaka
◆ Biography
HAMADARAKA ( Emu Arizono / Eru Arizono )
有園絵瑠と有園絵夢による双子のアーティストデュオ。「あり得ない生き物や時 間が混合する事によって生み出される楽園」「この世とユートピアの間に存在する 世界」をテーマに、様々なツールを使い表現する。国内での個展の他、フランス、 オランダ、NY、北京、台北、ドイツ、ベルギー、ブラジル/ブラジリア国立美術館等 でのアートプロジェクトに参加。2018 年、DIESEL ART GALLERY にて個展 「EDENDORDORADO」を開催。北京 Qingyun International ArtCenter での Residency Program、Rotterdam「DoDo Café」, Berlin「Café Pförtner」にての壁画プロデュース、モロッコ/ラバト JIDAR STREET ART FESTIVAL での壁画制作など、国内外で精力的に作品を発表 している。”Hedwig and the Angry Inch” John Cameron Mitchell 来 日公演コスチュームアートワーク、国内外のアルバムアートワークやアパレルへの作 品提供等を手掛ける。作品集『YAUYAUPARAISO』(ERECT lab.)を出版。
Instagram:
Eru Arizono https://www.instagram.com/eruhamadaraka
Emu Arizono https://www.instagram.com/emuhamadaraka