Boundary Road Snacks and Drinks / Sweet Princess
Dry Cleaning
ドライ・クリーニングが初期のEP2作品を1枚にコンパイルした『Boundary Road Snacks and Drinks/Sweet Princess』を2024年3月8日に〈4AD〉より再発。今回のリリースを記念して、両EP共にリマスターが施されている。
『Boundary Road Snacks and Drinks』は、今回初めてカセットでも入手可能になる。また、CD国内盤には『Boundary Road Snacks and Drinks』のセッション中にレコーディングされ、『New Long Leg』に収録されたシングル「Strong Feelings」のデモ音源がボーナス・シングルとして収録される。今日、バンドは「Sit Down Meal」の新しいビジュアライザーを公開した。これは、「Magic of Meghan」のビデオでコラボレーターを務めたルーシー・ヴァンが、EP全曲のために制作した新しいビジュアライザー・シリーズの第1弾となる。
Dry Cleaning – Sit Down Meal
ジョン・パリッシュがプロデュースし、大絶賛された2枚のスタジオ・アルバム『New Long Leg』(2021年)と『Stumpwork』(2022年)をリリースし、さらに昨年は5曲入りの『Swampy EP』をリリースするなど、多作な 18ヶ月を過ごしたサウス・ロンドンのドライ・クリーニングは、ひとたび、自分たちの歩みを振り返り、自身の原点に思いを馳せることにした。
ドライ・クリーニングの結成秘話はもうよく知られているだろう。ギタリストのトム・ダウズ、ドラマーのニック・バクストン、ベーシストのルイス・メイナードは長年の友人であり、音楽コラボレーターであったが、2017年に共通の友人で、ヴィジュアル・アーティスト、絵画研究家、ドローイング講師でもあったフローレンス・ショウをバンドに誘った。
2018年3月の時点で、彼らは6曲入りのデビューEP『Sweet Princess』をプロデューサーのクリスチャン・クレイグ・ロビンソンとTotal Refreshment Centreで1日でレコーディングしていた。その2ヵ月後の2018年5月、バンドはダルストンのShacklewell Armsで初のライヴを行い、8月にEPをリリース。『Sweet Princess』は衝撃的なデビュー作で、目まぐるしく落ち着きのない楽器演奏と、ショウの辛辣なヴォーカルが、ウィットに富んだ観察と社会批判を風刺的なコラージュで聴かせるものであった。さらにその2ヵ月後には、6曲入りの『Boundary Road Snacks and Drinks』 EPをリリース。このEPは、メイナードの実家であるサウス・ロンドン(シドカップ)にあるバンドのリハーサル・スペースへのトリビュートとして名付けられたもので、セッションの合間に4人の仲間を支えてくれたメイナードの母スーザンの手料理にも敬意を表している。「Sit Down Meal」や「Viking Hair」といったシングル曲を収録した『Boundary Road Snacks and Drinks』は、『Sweet Princess』の力強い相棒とも言える作品だ。両者には、同じような漲るエネルギーがある。 これらのEPが制作されたのと同じ環境で生まれたのだから当然といえば当然だが、その環境はバンド形成期に大きな影響を与えたのだった。
2024年3月8日(金)に世界同時発売となる本作は、国内盤CDに解説書・歌詞対訳・ボーナストラックを追加収録。輸入盤はCDと通常ブラック・ヴァイナルに加え、数量限定ブルー・ヴァイナルが発売される。
◆◆ Release Information◆◆
ARTIST : Dry Cleaning
TITLE : Boundary Road Snacks and Drinks/Sweet Princess
RELEASE DATE : 2024.03.08
LABEL : 4AD
◆ Biography
Dry Cleaning | ドライ・クリーニング
Dry Cleaningは、2017年にロンドンで結成されたイギリスのポストパンクバンドである。ボーカルのフローレンス・ショー、ギターのトム・ダウズ、ベースのルイス・メイナード、ドラムのニック・バクストンから構成されている。2021年にデビュー・アルバム『New Long Leg』をリリース。
Instagram:@drycleaningband