
– NEW RELEASE –
WE DONT COUNT
Yves Tumor & NINA
イヴ・トゥモアと、バー・イタリアのNINAがコラボレーション・トラック「WE DONT COUNT」を〈Warp Records〉よりMVと共によりリリースした。イヴ・トゥモアにとっては、2023年の『Praise A Lord Who Chews But Which Does Not Consume; (Or Simply, Hot Between Worlds)』以来となる正式なリリース作品となる。
「WE DONT COUNT」は、デュエットというよりも“共有された幻覚”のような楽曲で、フックの多いこの曲では、イヴ・トゥモアとNINAがベース主導のポストパンクに傾倒し、推進力のあるリズム、鋭利なギターの切り込み、そして催眠的なボーカル・メロディを融合させることで、両者の新たな一面が引き出されている。公式なコラボレーションは今回が初めてながら、NINAとイヴ・トゥモアのボーカルが持つ相互的な性質は「出会うべくして出会った」という必然性が感じられる。
Yves Tumor & NINA – ‘WE DONT COUNT’ (Official Video)
本作は、イヴ・トゥモアのグラムロック、ノイズ、R&B、宗教的恍惚といった要素が大胆に衝突したアルバム『Praise A Lord・・・』の続編としてもふさわしい曲である。このアルバムによってイヴ・トゥモアは、ビジョナリーなソングライターだけでなく、ジェンダー、ジャンル、時代の境界を曖昧にする世代を代表するパフォーマーとしての地位を確立した。
一方でNINAは、彼女独自の音楽的変幻自在さを体現している。ローマ生まれロンドン在住の彼女は、アンダーグラウンドで最も独創的なビジョンのひとつを静かに育んできた。2025年だけでもすでに「TWINK」と「Till the devil gets bored」という2つのシングル、そしてローマ出身のアーティストOrazioとのコラボEP『Discordia』を発表。さらに、彼女自身の長編映画デビュー作『The Richest Man in Babylon』のオリジナルスコアも手がけた。この作品は、現代の緊縮財政がもたらす精神的・環境的な影響を不穏に描写しており、誘惑、沈黙、そして精緻な感覚によって、個人的かつ社会的な崩壊を探求している。
◆◆ Release Information ◆◆

ARTIST : Yves Tumor & NINA
TITLE : WE DONT COUNT
RELEASE DATE : Now on sale
LABEL : Warp Records
◆ Artist Profile
Yves Tumor|イヴ・トゥモア
米・フロリダ州マイアミ生まれの電子音楽家/プロデューサー、ショーン・ボウイのソロ・プロジェクト。テネシー州ノックスヴィルで育ち、17歳より音楽制作を始める。20歳でサンディエゴ、その後にロサンゼルスへ移る。2010年代初めにレコーディングを開始。2015年の自主制作盤『ホエン・マン・フェイルズ・ユー』を発表。翌2016年の〈パン〉からの『サーペント・ミュージック』はピッチフォークなどメディアから高評価を獲得。2018年には〈ワープ〉から突如『セイフ・イン・ザ・ハンズ・オブ・ラブ』を放って話題に。2020年に『ヘヴン・トゥ・ア・トーチャード・マインド』をリリース。伊・トリノを拠点に活動を展開。
Instagram : @yvestumor
NINA ( bar italia )|ニーナ
ニーナ・クリスタンテ。2025年だけでもすでに「TWINK」と「Till the devil gets bored」という2つのシングル、ローマ出身のアーティストOrazioとのコラボEP『Discordia』を発表。さらに、彼女自身の長編映画デビュー作『The Richest Man in Babylon』のオリジナルスコアも手がけた。また、サウスロンドンを拠点とするユニットのダブル・ヴァーゴのジェズミ・タリック・フェフミとサム・フェントンの3名で構成された、ロンドンを拠点とするロック・バンド bar italiaのメンバーでもある。ディーン・ブラント主宰の〈ワールド・ミュージック〉から2020年に『クォーラル』、翌年に『ベッドヘッド』とアルバム2枚を経て、2023年に〈マタドール〉から『トレーシー・デニム』を発表。同年に『ザ・トゥイッツ』をリリース。Glastonburyや、Coachellaといった世界的なフェスティバルへ出演すると、イギリスやヨーロッパはもちろんアメリカにおいてもソールドアウトを連発し、世界中で注目を集めるバンドだ。
Instagram : @ninaaaaaaaaaaa13