
– Exhibition Information –
What’s Kept is Mine
Moira x Mel × Madeleine Ray
9/2(火)より、ジュエリーデザイナー・モイラエックスメルと写真家・マドリーヌ・レイによる二人展「What’s Kept is Mine」が229GALLERYにて開催。
以下文、229GALLERYから。
本展は、モイラがシルバーで制作したオブジェクトと、マドリーヌが撮影した写真作品によって構成されます。
「What’s Kept is Mine」では、少女時代に感じられるさや柔らかさ、そして共感として認識される感情の地形をたどります。
モイラが近年の探求から生み出した銀の羽の彫刻は、軽やかで儚い一方、折れることのない不屈の強さを宿し、その二面性が少女期の繊細さと力強さを象徴しています。それに呼応するように、マドリーヌの写真が記憶の断片や心の揺らぎを可視化し、彼女のレンズを通して、モイラのオブジェクトは新たな物語性を帯び、観る者の感情に静かに触れていきます。
5つの物語として展開されるインスタレーションは、モイラとマドリースの両者により紡がれ、少女時代の優しさや懐かしさを伝える「現代の童話」として立ち上がります。
単なる回想や自己表現にとどまらず、二人の表現は他者への贈与となり、モイラ自身の体験や感情が普遍的なものへと昇華していくことを願って一


Statement
”母親に髪をとかされて泣いた少女”
”学校で怒鳴られて泣いた少女”
”失恋して泣いた少女”
”自分のために立ち上がった時に泣いたくれた少女”
”卒業して離れる時に泣く少女”
”死と誕生に触れて泣いた少女”
少女期の強烈な感情の世界を理解し、深くつながり、共感し、思い出し、その意味を理解することは、時間のかかること。
羽は、私と私のすべての少女等にとって、その過程を思い出させる。
軽やかだが、いものではない。
そよ風が吹けば飛ばされてしまうけれども、完全体で不屈。
容易には折れない。
その羽を、あなたたち全員に分け与えたい。
だから、私は愛しているの。
— Moira
◆◆ Exhibition Information ◆◆
「What’s Kept is Mine」
Moira x Mel × Madeleine Ray
@229GALLERY
2025.9.2 Tue – 9.7 Sun
Open : Mon – Fri 12:00 – 19:00
Sat,Sun and Holiday 12:00 – 20:00
Entrance : 1drink order
◆ Venue
229GALLERY
“古着屋、本屋、美容室が一体になった空間”芸術(Art)という言葉の語源は”技術 ”であり、urūは技とこだわりを集約した空間です。美容師、カメラマン、グラフィックデザイナー、ライター、モデルと、それぞれに活動するメンバーがその分野で培った経験やスキルを活かし、3つのコンテンツを展開しています。”変化を愉しむ”をコンセプトに、urūは枠にとらわれないさまざまな可能性を生みだす場所でありたいと考えます。
住所 : 〒110-0016 東京都台東区台東4-24-2
営業時間:12:00-19:00 (月〜金)、12:00-20:00 (土、日)
入場料 : 1ドリンクオーダー
Instagram : @229.4242
◆ Artist Biography
モイラエックス メル | Moira x Mel
モイラエックス メルは東京を拠点とするジュエリーブランドです。モイラの作品は自然の質感、歴史のロマン、建築の構造から引き出されています。それぞれの駒は貴金属の中で手でforged、天然の宝石がセットされている。エッジとエレガンスのバランスは、伝統的な方法と工芸への献身によって形作られています。
Instagram : @moiraxmel
HP : moiraxmel.com
マドリーヌ・レイ | Madeleine Ray
マドリーヌ・レイは現在東京を拠点に活動しているアメリカの写真家です。彼女は映画写真を使って魔法の物語や「現代のおとぎ話」を語るデザイナーやアーティストとのコラボレーションにより、彼女の写真はファッション要素が強い。郷愁に触発され、メランコリーはマドリーヌが果てしなく創造している夢の世界で常に存在するテーマです。
Instagram : @spotles.minds
HP : raymadeleine.com